SOÉJUスタイリストが語る、魅力の引き出し方
note連載の「思い出の一着を語るインタビューシリーズ」、今回はリテール・フューチャリスト/キュレーター、noteのプロデューサーも務める最所あさみさんをインタビュー。SOÉJU noteのディレクションもしていただいています。
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最所あさみさんのスタイリングを担当したのはSOÉJUスタイリストのIWASAKIさんとUTSUGIさんです。撮影当日まで実際に最所さんにお会いすることのなかったお二人ですが、どのようにして最所さんの魅力を感じ取って表現したのか、スタイリングの裏側をお聞きしました。
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ーまずは今回のスタイリングテーマを教えてください。
UTSUGI:実は明確なテーマがあったわけではないんです。最所さんのお好きなブランドを伺ったところ、クラシカルやアンティークなテイストがお好きな方で。そのテイストをベースにスタイリングのイメージを固めていきました。
お仕事内容やぱっと見の雰囲気からも知的なイメージが強かったんですが、SNSを拝見したら野球がお好きで元気でアクティブな一面もお持ちだったんです。
そのギャップも魅力的だなと思って、ただクラシカルにまとめ上げるのではなくちょっとハズしの効いたスタイリングにしようとIWASAKIさんと話がまとまったんですよね。
IWASAKI:そうですね。なので足元はスニーカーがいいんじゃないかってアイディアが出てきて。そのスニーカーも自然とコンバースが良さそうだと思ってすぐに決まりました。
あまり明確にイメージを決めすぎるとアイディアの幅も狭まってしまうので、方向性だけ決めてからスタイリングに使用するアイテムをUTSUGIさんと探しに行きました。
ーヨーロピアンなブラウスに、カジュアルなコンバースを合わせたテイストミックスなスタイルでとても印象的でした。こだわったポイントはありますか?
UTSUGI:シューズの次に決まったのはフリルネックのブラウスです。目を引くデザイン性あるブラウスでイエローの細リボンもポイントとなり、即決でした。一番悩んだのはボトムスですね。
ブラウスを引き立たせようと最初はホワイトのシンプルなスカートにしようとしていたんですが、下にシンプルなものを合わせてしまうとかえってブラウスの良さも消えてしまって。
ブラウスと同等な存在感がありつつも邪魔をしないようなバランスよく合わせられるものを探すのに時間がかかりました。
最終的に決まったのはIWASAKIさんが選んでくださった、チェック柄のスカートです。IWASAKIさんは何か意識されていましたか?
IWASAKI:今回はポートレート用のスタイリングというのもあって、動きが出るようなものを意識して選んでいましたね。
写真の中で躍動感を出すことは難しいので、撮影に慣れていない方でも立体的になるようなシルエットのスカートを選びました。しかも今回はボリューム感がしっかり出るようにスカートの下にコットンのティアードスカートも重ねています。
UTSUGI:実は他のチェック柄のスカートも候補に入っていたんですよ。でも足元がスニーカーということもあり、チェックシャツを腰に巻いたような少し崩したデザインのスカートにしたんです。それが野球観戦を楽しむ最所さんのイメージとぴったり重なりました。
ーたしかに躍動感のある写真になっていましたね!そういえば他にもスタイリングを用意されていたようで、ストライプ柄のワンピースもとても素敵でした。レースの日傘のような小道具もあって、最所さんも撮影中楽しんでいらっしゃいました。
IWASAKI:どのスタイリングにしようかは当日決めようと思っていたので、ワンピーススタイルも用意していました。当日の気分も写真に影響するので、テンションの上がるような小道具を用意することもあるんですよ。
ー今回はSNSからもスタイリングする方のイメージを感じ取っていましたが、普段カウンセリングをするときにはどうでしょうか?どこか意識してチェックされていらっしゃる所はありますか?
UTSUGI:言葉にするのは難しいのですが、お客様が当日選んできたお洋服や佇まいから感じ取っています。経験の積み重ねによって身につけてきた感覚になりますね。
様々なお客様を見てきた中で、このような方にはこんな感じという球打ちを繰り返すことで培われてきたんだと思います。
IWASAKI:私はお客様のメイクやお洋服に合わせているシューズやバックから感じ取ることが多いですね。
お話しした内容と合わせてこのカラーだったら挑戦していただけるんじゃないか、この着こなし方なら魅力的な部分が引き出せるんじゃないか、と思って提案しています。
UTSUGI:カウンセリングではいつも職場に来ていく格好やお手持ちの洋服を見せてくださる方もいらっしゃって、非常に参考になりますね。
事前アンケートの回答内容やお話いただいた内容だけでは見えてこない部分も含めてスタイルのご提案をさせていただいてます。なのでサロンにいらっしゃるときは普段通りの姿で来ていただけると嬉しいです。
ーお客様自身が言語化されていない部分もしっかり見ていらっしゃるんですね。
UTSUGI:スタイルを提案した時の反応や、試着室から出てきて鏡を見た時の反応など、細かな所も見落とさないようにしています。様々な角度からお客様の魅力を見つけるようにしていますね。
IWASAKI:そうですね。あとはSOÉJUには様々な経歴を持つスタイリストがいるので、色んな情報を共有し合えるところも繋がっているかもしれませんね。どんなお客様にどのようなご提案が喜ばれたのか、そういった情報があればあるほどアイディアの幅が広がりますので。
UTSUGI:自分でも気づかなかった魅力を発見したい方は、ぜひ私達に任せていただきたいですね。
ーお二人ともありがとうございました!今回はSOÉJUスタイリストのプロな一面を知ることができ、今後のスタイリング提案がより楽しみになりました。SOÉJUのお客様にはぜひ安心してSOÉJUスタイリストにご相談いただけると嬉しいですね。
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SOÉJUではプロのスタイリストのファッション診断・スタイリング提案をお受けいただけます(完全予約制)詳しくはこちらをご覧ください。
Photographer: Kodai Ikemitsu
Stylist: IWASAKI, UTSUGI
Hair&Make: momo
※ スタイリング使用アイテムは現在販売終了している可能性がございます
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