【Interview】自分らしく個性的にスタイルアップを実現
リズミカルな語り口、それに合わせてくるくると良く動く大きな目。岡本真梨子さんは、SOÉJU(ソージュ)歴2年の、小学生と保育園生の二人のお子さんを持つワーキングマザーです。
岡本さんは心理学の専門性と企業での人事経験を活かして、働く女性のキャリア支援をしてきました。
今年、2年半務めた社長職を退き、独立して合同会社てにをはを立ち上げたばかり。より多様な人々の抱える問題に向き合って力になりたいという気持ちからの決断でした。言葉と言葉をつなぐ助詞「てにをは」のように、個人と各方面をつなぐ存在になりたいとの思いが、会社の名前に込められているそうです。
インタビューの当日、岡本さんが着て来たのは、モノトーンのブラウスとサルエルパンツ。清潔感のある白いジャケット、ブラウスのとろみ素材、そして足元のパンプスが、ハンサムになりすぎない女性らしさもあるミックススタイルに仕上げています。ダンスや音楽が趣味でどこか個性的なデザインを好む岡本さんに合わせて、ソージュスタイリストが提案したコーディネートです。
「これまで色んなファッションに挑戦してきました。女性らしいものが苦手で、ロックテイストの服や、Bガール系(HIPHOPやR&Bに影響されたファッション)のものを着ていたこともあるんですよ」と岡本さん。自分なりにおしゃれを楽しんでいたようですが、現在のスタイルに辿り着くまで、公私共にいろいろな変遷があったことが伺えます。
先の見えない仕事を続けてはいけない、フリーランスのカウンセラーに転身
「大学院まで心理学を専攻し、卒業後は大手人材系企業に入社しました。仕事の基礎は学べたのですが、過労で体を壊してしまい退社しました。元々、健康面の不安も抱えていたんです。その後、もう少しゆとりのある働き方をしたいと、心理学の研究機関に研究者として入りました。同時期に、クリエイターをしている現在の夫と結婚し、妊娠、出産に至りました。」
岡本さんのプライベートは順風満帆そのもの。仕事も、専門性高くやりがいのある内容でした。しかし、産後いわゆるマミートラックに乗ってしまい、やりがいのある仕事を任せられることが少なくなっていきました。その先のキャリアが見えなくて悶々とする日々。悩みながら、岡本さんは第2子を妊娠します。その時、「このまま、先の見えない仕事を続けてはいけないとはっきり意識した」ことをきっかけに、なんと身重のまま研究機関を飛び出し、心理学に基づいたフリーのカウンセラーに転身したのです。
悩みを抱えている人をサポートすべく、学校、行政、企業などを精力的に回り、時にはカウンセラーとして、時には人材育成の講師として、従来の縦割りの各機関・組織をつないで対人援助を行っていました。
そして、新卒時代の同期が起業した、女性のキャリア支援を行う株式会社エスキャリアに参画。キャリア相談に来るユーザーの中には、メンタル面の問題を抱えている人も少なくなかったため、専門知識を持つ岡本さんがマッチしました。会社に携わった6年間の内、最後の2年半は社長を務めるまで、会社の成長に尽力したのです。
不安は行動を起こすためのガソリンのようなもの
とても大胆でかつ順調に見える岡本さんのキャリアですが、意外にも常に不安と隣り合わせでもあったと言います。
「身重でフリーになった時は、食べていけるのだろうかという不安がありました。前職で社長に就任してからは、よい会社に育てていけるかな、社員と家族をちゃんと養っていけるのかな、景気が悪くなったらどうしよう、はたまた自分のしている仕事が本当に人のためになっているのかな、など自問自答の繰り返しでした。」
人は不安に行き当たった時、堅く身をすくめてじっと時が過ぎ去るのを待つという選択もできます。しかし、岡本さんはその逆で、幼子を抱えた身重の体で独立を果たしたり、一家の稼ぎ頭となる選択をしたり、攻撃は最大の防御とも言える選択をしているように見えます。
「不安というものは私にとってはガソリンのようなもので、動きを止めるのではなく、不安を超えるために行動を起こすのが自分。悩んで鬱々としている時間を費やすより、積極的に動いて、ハッピーでいられる時間を増やしたい。リスクが大きくてもやりたいことをやり、好きな人達と楽しく過ごす。元々体が弱かったために、いつまでも先があると思わず、いつでも『今の私でよかった』と思っていたいと思って生きてきました。昔から、『Carpe Diem(今この瞬間を生きる)』が私の座右の銘です。」
スタンドカラータックブラウス(BLUE)
自分自身への言い訳をやめて、もっとハッピーになりたくて
岡本さんがソージュを利用し始めたのも、もっとハッピーになりたかったからだといいます。「産後、体形が変わりました。研究者時代は内勤で人と会うことが少なかったため、ファッションに気を使わないようになっていました。いつも眼鏡をかけ、髪をひとまとめにして、だぼっとした上着にパンツといういで立ちでした。前職時代は人前に出ることが多かったので、ファッションには気をつけていましたが、産後の体形はなかなか戻りませんでした。
そんな時に嫌だなと思ったのは、『前はもっと痩せていたし、服装だってもっとシュッとしていたんだ』と、誰に言うのでもなく、自分自身へ言い訳をしていたこと。自分の外見が好きになれると、前向きになれるものです。カウンセラーという仕事柄、人に対しては厳しい状況にある場合は一人で抱え込まず、積極的に専門家に助けを求めるように勧めています。ですから、自分自身のファッションに関しても、その分野の人の力を借りることに躊躇はありませんでした。」
マニッシュなスタイルがお好みの岡本さんは、モノトーンをメインに、パープルやディープブルーのようなパキッとした色を好んで合わせて着ることが多かったそうです。ところが、ソージュで勧められたのは、オレンジのVネックのニットや、グリーンのロングスカートや、オフホワイトのブラウスなど。
〈大手小町主催の国際女性デーシンポジウムでパネリストとしてご登壇された時にもソージュのワンピースをご着用くださいました〉
「自分では『私には似合わない』とか、『この色好きじゃない』と思い込んでいた色を勧められ、半信半疑のまま試着してみると『あれ、結構似合ってる?』と発見することが多く、とても楽しいです。かといって、全く自分の好みと違うスタイルを提案される訳ではなく、しっかり私らしさも感じています。
夫には、『あなたらしいけど、新鮮だね、バリエーションが増えたね』と言われました。自分のファッションの幅が広がったことで、もっと綺麗に着こなしたいと、去年3か月かけて体を絞りました。その結果、自分の外見が前より好きになり、さらに前向きにファッションを楽しめています。スタイルを変えることに慎重になっている皆さんには、自分らしさの範囲の中でもまだまだ新しい発見があることを知り、ぜひ挑戦してみて欲しいです。」
今の現状を諦めるのではなく、能動的に進む道を開拓してきた岡本さん。ファッションについても、自分の思い込みにとらわれず常に最適化し続けていらっしゃいます。
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